阿南市議会 > 2015-08-27 >
09月03日-01号

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  1. 阿南市議会 2015-08-27
    09月03日-01号


    取得元: 阿南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    平成27年 9月定例会 ┌───────────────────────────────────┐ │            平 成 27年                │ │        阿南市議会9月定例会会議録(第9号)         │ └───────────────────────────────────┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 阿南市告示第67号  平成27年阿南市議会9月定例会を次のとおり招集する。   平成27年8月27日                         阿南市長 岩 浅 嘉 仁 1 招集の日  平成27年9月3日 1 招集の場所 阿南市議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇      平成27年9月3日(木曜日)午前10時    開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 第1号議案 阿南市個人情報保護条例の制定について 第2号議案 阿南市職員の再任用に関する条例の一部改正について 第3号議案 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正について 第4号議案 阿南市手数料条例の一部改正について 第5号議案 平成27年度阿南市一般会計補正予算(第1号)について 第6号議案 平成27年度阿南市加茂谷診療所事業特別会計補正予算(第1号)について 第7号議案 平成27年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について 第8号議案 平成27年度阿南市羽ノ浦農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について 第9号議案 平成26年度阿南市水道事業会計決算の認定について 第10号議案 平成26年度阿南市水道事業会計「その他未処分利益剰余金変動額」の処分について 第11号議案 市道の路線の認定について 第12号議案 市道の路線の変更について 第13号議案 都市公園を設置すべき区域の決定について 第14号議案 土地の買入れについて 第15号議案 動産の買入れについて 第16号議案 動産の買入れについて 第17号議案 津乃峰総合センター新築工事のうち建築工事の請負契約の変更請負契約について  ………………………………………… 報告第1号 訴えの提起に係る専決処分の報告について 報告第2号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第3号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第4号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第5号 阿南市土地開発公社の経営状況の報告について   ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 第1号議案から第17号議案     報告第1号から報告第5号   +++++++++++++出席議員(25名)  1番  喜  多  啓  吉 議員  2番  福  島  民  雄 議員  3番  仁  木  啓  人 議員  4番  湯  浅  隆  浩 議員  5番  井  坂  重  廣 議員  6番  岩  原  計  憲 議員  8番  橋  本  幸  子 議員  9番  飯  田  忠  志 議員 10番  平  山  正  光 議員 11番  住  友  利  広 議員 12番  佐 々 木  志 滿 子 議員 13番  住  友  進  一 議員 14番  小  野     毅 議員 15番  星  加  美  保 議員 16番  藤  本     圭 議員 17番  林     孝  一 議員 18番  荒  谷  み ど り 議員 19番  奥  田     勇 議員 20番  鶴  羽  良  輔 議員 21番  久  米  良  久 議員 22番  日  下  公  明 議員 23番  横  田  守  弘 議員 24番  野  村     栄 議員 25番  小  島  正  行 議員 26番  山  下  久  義 議員   +++++++++++++欠席議員(1名)  7番  仁  木  睦  晴 議員   ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長       岩 浅 嘉 仁 副市長      亀 尾 貞 男 教育委員長    里 美 文 子 教育長      新 居 正 秀 政策監      惠 来 和 男 政策監      西 田   修 代表監査委員   岩 淺 英二郎 企画部長     美 馬 隆 司 総務部長     杣 友 秀二三 防災部長     石 居   玄 市民部長     打 樋 昌 之 環境管理部長   幸 坂 雅 好 保健福祉部長   福 谷 美樹夫 産業部長     桝 田   勲 建設部長     吉 川 博 文 特定事業部長   小 林 洋 一 会計管理者    坂 本 誠 規 水道部長     岐   謙 司 教育次長     長 野 荘 次 消防長      豊 田   實 特定事業部理事  石 原 弘 之 監査事務局理事  大 黒 正 和 企画部参事    鈴 江 省 吾 企画政策課長   水 口 隆 起 財政課長     半 瀬 恒 夫   ─────────────議会事務局出席職員氏名 事務局長     茂 村 福 和 議事課長     青 木 芳 幸 議事課長補佐   佐 坂 泰 資 議事課主査    東 條 智 子 議事課主査    田 上 浩 通  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) おはようございます。 本日は多数の御出席を賜りまして開会の運びとなりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。 まず、本日の議事日程を御報告申し上げます。 日程第1 会議録署名議員の指名。日程第2 会期の決定。日程第3 第1号議案から第17号議案及び報告5件に対する提案理由の説明。 以上であります。 なお、本日の会議に欠席の通知のありましたのは、7番 仁木睦晴議員、また、遅刻の通知のありましたのは、10番 平山議員。 以上であります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) ただいまから平成27年阿南市議会9月定例会を開会いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に御配付のとおり、市長から第1号議案から第17号議案及び地方自治法の規定による報告5件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 また、監査委員からは、平成27年6月から8月に実施いたしました例月出納検査の結果の写しと平成26年度阿南市水道事業会計決算審査意見書を御配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、12番 佐々木議員、21番 久米議員を指名いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る8月27日に議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 山下議会運営委員長。   〔山下議員登壇〕 ◆議会運営委員長山下久義議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、議会運営委員会の結果につきまして御報告申し上げます。 本委員会は、去る8月27日に会議を開き、今期定例会の会期について協議をいたしました。 その結果につきましては、さきに御通知いたしましたとおりでございまして、本日から9月24日までの22日間の会期を予定いたしております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員長の報告といたします。 ○議長(横田守弘議員) お諮りいたします。 ただいま山下委員長から御報告がありましたとおり、今期定例会は本日から24日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横田守弘議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(横田守弘議員) 日程第3 第1号議案から第17号議案及び報告5件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 岩浅市長。   〔岩浅市長登壇〕 ◎市長(岩浅嘉仁) おはようございます。 本日、平成27年9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙の中にもかかわりませず御参会いただき、まことにありがとうございます。 平素は市政の各般にわたり御指導、御支援を賜っておりますことに対しまして心から厚くお礼を申し上げます。 初めに、先般、羽ノ浦すみれ保育所で提供された給食のフルーツヨーグルトの中に調理器具の一部である金属片が混入するという事態を招き、児童、そして保護者の皆様に大変な御迷惑と御心配をおかけいたしましたことに、心からおわびを申し上げます。 羽ノ浦地区では、羽ノ浦さくら保育所で給食を調理し、他の3園に輸送していることから、金属片発見後直ちに羽ノ浦地区の全園にフルーツヨーグルトを喫食しないよう連絡いたしましたが、既に112名の子供さんが食べた後でした。幸いにもその後体調不良を起こしたという報告はありませんでしたが、一つ間違えば重大な事故につながる事案であったと受けとめております。 混入した原因について調査いたしましたが特定するのは難しく、事故発生後直ちに市内全保育所に対しまして異物混入防止の徹底を指示したところでございます。 今後は、給食調理に従事する職員の危機意識の向上を図るとともに、調理機器に関する業務知識や食品衛生についての研修を実施することで事故の再発防止に向けた指導を徹底し、安全でおいしい給食を提供することで信頼の回復に努めてまいりたいと存じます。 さて、去る8月3日、阿南市合併10周年記念事業として市内22小学校の代表児童による阿南市子ども議会を開催いたしました。先ほど、議長を務められました中野島小学校の仁木萌々香さんから議事の内容や決議について御報告がありましたが、本市の未来を担う子ども議員の皆さんから、ふるさとへの熱い思いが込められた貴重な御意見や御提言をいただき、大変心強く感じますとともに、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる中で地方自治体運営の仕組みを体験し、政治への関心を深めてもらう主権者教育推進の観点からも、まことに意義深いものになったと感じているところでございます。 御質問の中では、「都会はきらきらして憧れるけれど、若者が阿南市から出ていくことにストップをかけ、また、戻ってくるようにするためには、若者がたくさん集まれるようなコンサート会場や文化、スポーツ施設があればいいのに」といった御意見がありました。私は、文化は心の栄養であり、住む人の心の充足感を高める大きな要素であると思っています。残念ながら、文化に触れる機会は東京などの大都会にはかなわず、映画館などの民間娯楽施設も採算がとれない地方へは進出してくれません。しかし、地方でも熱意と工夫次第で東京や大阪、そして外国からもいろんなアーティストや演劇、展覧会などを招き、若者を初め市民の皆様に見ていただくことは可能でございます。また、「新開桜」のように都会から演出家や振りつけ師を招いてレベルの高いミュージカルを自分たちでつくり上げるのも、すばらしい文化の融合だと言えます。 とはいえ、都会に行かなくても阿南市にいながらにして高い文化を享受できる、このことを実践していくためには、時代や世相の潮流を読み取り、若者や市民の心を揺すぶるような価値ある文化を提供できる企画力や情報収集力が必要です。 こうしたことから、今後、子供たちの元気と市民の活力の栄養素とも言える文化の振興をこれまで以上に斬新かつ効果的に進めるため、民間活力導入による指定管理も視野に入れながら、文化施設の積極的な利活用に取り組んでまいりたいと考えております。 一方、スポーツの分野では8月21日、東京六大学のオールスターゲームJAアグリあなんスタジアムで開催されました。東京でしか見ることができない大学野球最高峰のプレーや華やかな応援風景を目の当たりにし、野球に打ち込む子供たちや中高校生にとって、かけがえのない大きな贈り物となったのではないでしょうか。 このたびの子ども議会を通じて、子供たちが将来に向かって夢を持ち続けられることが、まちづくりの原点であると私自身改めて心に銘じることができました。阿南市の未来にとってかけがえのない子供たちが健やかに、そして力強く歩んでいけるよう、地方創生を初め次世代につながる重要施策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、提出議案の説明に先立ち、市政の重要課題及び施策につきまして御報告申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 最初に、生活再建支援金制度についてであります。 昨年の台風12号、11号の甚大な被害に続き、本年7月16日、四国に上陸した台風11号による大雨で床上浸水等の被害が発生いたしました。前回の災害からようやく復旧しつつあったやさきに再び被害に遭われた方々の心中は察するに余りあります。 昨年の台風では各地で大きな被害があったことから県による生活再建特別支援制度が創設され、本市においても182世帯が制度の対象となりましたが、今回の台風11号については県の支援制度は適用されませんでした。 このような状況を鑑み、このたび被災された方々の生活再建を支援するため、本市の単独事業として予算の範囲内で支援金を支給する阿南市生活再建支援制度を新たに創設いたしました。対象となるのは、平成27年台風11号で床上浸水以上の被害を受けた世帯で、持ち家の場合、全壊100万円、半壊50万円、床上浸水30万円を支給し、借家では持ち家の場合の3分の1の額となります。当初は本9月議会に補正予算を計上し、成立後に支給申し込みを受け付ける予定としておりましたが、いち早い再建が可能となるよう既決予算で対応することとし、8月3日から申請の受け付けを開始いたしました。 なお、このたびの被害状況は、持ち家での半壊1件、床上浸水5件、借家での床上浸水1件であり、既に全ての世帯からの申請が終了し、今月上旬には支払いが完了する予定でございます。 次に、地方創生総合戦略についてであります。 国、県の総合戦略策定を受け、本市におきましても阿南市版総合戦略の策定作業を鋭意進めているところでございますが、このほど阿南市まち・ひと・しごと創生総合戦略本部会議、阿南市総合計画審議会の開催を経まして、本市における人口の現状と将来の展望を提示する阿南市人口ビジョン(案)と、阿南市の実情に応じた、今後5カ年の施策の方向を提示する阿南市版総合戦略の骨子案をまとめました。 国の長期ビジョンにおける2060年に1億人を確保するとする人口目標及び徳島県の示した60万人から65万人超を確保するという人口目標を受けまして、阿南市人口ビジョン(案)では2060年に6万3,000人超を確保することを目標といたしたいと考えております。そして、この人口目標達成に向けて作成中の阿南市版総合戦略「あなん『地域好循環』総合戦略」の骨子案では、豊かな自然と調和した産業都市として、持続可能な発展を進めることを基本方針に掲げ、市内各産業における次世代の担い手、さらには未来の世代につながる人材の確保を図り、人が仕事を呼び込み、仕事が人を呼び込む好循環をつくることで、2060年においても、住みたい、住みやすい、住んでよかったと実感していただけるまちの実現を目指します。 また、本年度より実施しております先行型5事業を含め、今後、新たな取り組みにも積極的に挑戦する所存であり、さらには既定の枠組みにとらわれない高度な産学官共同のプロジェクトとして、仮称ではありますが、あなん未来会議を早急に始動させ、首都圏との連携を念頭に中・長期的な視点から本市のまちづくりを追求してまいります。 これらのさまざまな施策を効果的に実施することにより、地域における安定した雇用を創出する、地方への新しい人の流れをつくる、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる、時代に合った地域をつくり安心な暮らしを守るとともに地域と地域を連携する、未来の阿南市を見据え地域創生を追求するという5つの基本目標を達成するための処方箋として、メッセージ力の強い、阿南市らしい総合戦略にまとめ、切れ目のない地方創生への挑戦を続けてまいる所存であります。 次に、定住自立圏の拡充についてであります。 本市では平成23年3月、隣接する那賀町、美波町とそれぞれ定住自立圏形成協定を締結し、現在、平成24年度から平成28年度までの5カ年を計画期間とする阿南・那賀・美波定住自立圏共生ビジョンの取り組みを進めているところでございます。 そうした中、平成29年度からの次期計画策定に向け、国との協議を含む新たな可能性を模索する中で、定住自立圏を構成する自治体は、中心市への通勤通学割合が10%以上であることなどの要件が緩和されました。これを受け、新たな枠組みの相手先として牟岐町及び海陽町とも検討を重ねてまいったところ、このたび協定締結に向け、牟岐、海陽の両町議会9月定例会に、地方自治法第96条第2項の規定による議会の議決すべき事件に関する条例案を上程し、御審議いただく運びとなりました。今後、両町議会で条例案が可決されますと、定住自立圏形成協定について具体的な協議がスタートいたしますが、でき得る限り早期のうちに市議会に協定書案を上程し、御審議いただけますよう精力的に作業を進めてまいりたいと考えております。 この両町との協定が成立しますと、阿南市、那賀町、美波町、牟岐町、海陽町の県南1市4町が一つとなってスクラムを組むことになります。中心市である本市の都市機能、それぞれの町の魅力、役割分担による生活機能の確保など、個々の市、町では限定的な効果にとどまる事柄も、共通したテーマとして捉えることにより大きな成果が期待されます。県南圏域が一体となって人口定住を促進し、地方創生への大きな挑戦の手だてとなるよう実現を目指してまいる所存であります。 次に、(仮称)阿南中央医療センター設立に向けての進捗状況等についてであります。 徳島県厚生農業協同組合連合会、阿南市医師会及び本市は、平成25年11月22日に医療センター設立に向けての覚書を締結後、新病院の整備に向けて3者で構成する設立委員会や作業部会において必要事項の協議を重ね、これまで検討体制、新病院開院までの想定スケジュールを初め、新病院の基本構想や基本計画を策定いたしました。新病院を運営するJA徳島厚生連では、現在、基本設計業務を進めており、今後、実施設計を経まして平成28年度から建築工事に着手し、平成29年度内の開院を目指しております。また、両病院の統合に関しましても、平成28年4月1日の経営統合に向け、財務、人事労務関係の基本事項を定めた基本協定書を早期に締結するための検討協議が進められています。 こうした中、先月、県において地域医療介護総合確保基金に係る平成27年度分の事業計画案がまとめられ、本市の新病院整備事業に関して10億円の補助が示されました。つい先日、知事との面談の際にも、新病院の整備については今後も十分配慮したいというお言葉をいただき、知事を初め県当局の深い御理解に感謝を申し上げる次第であります。 そしてまた、両病院の統合を支援する市内の各種団体及び隣接自治体などで構成する阿南市地域医療確立対策協議会を初め、JA徳島厚生連や阿南市医師会が官民一体となって要望していただいた成果でもあり、次年度以降も新病院整備に対して十分な交付金が確保できますよう、地域総ぐるみで国、県への要望活動を継続してまいりたいと考えております。 なお、本市といたしましても今議会において、旧国道から新病院へのアクセス道となる荒井幹線の市道認定を初め、医師会会員の災害時の活動拠点や休日診療所及び保健センター機能を有する(仮称)阿南市災害医療センターの建設に伴う関連事業予算を提案させていただいており、いずれも新病院開院までの完成を目指してまいる所存でございます。 次に、阿南共栄病院において、平成27年11月1日から新たに(仮称)阿南地域糖尿病センターを院内に設置することとなりました。このセンターでは、徳島大学と連携して糖尿病治療の充実強化に努めるとともに、同大学から医師等を派遣していただき専門医等の人材育成を図るなど、本市及び県南部地域における糖尿病治療の確立や予防啓発を目指します。 糖尿病患者は全国的に増加傾向で、とりわけ徳島県は糖尿病による死亡率が全国上位で推移しており、その対策が重要な課題となっておりますことから、本市も国の定住自立圏に係る支援や地方創生交付金を活用し、地域医療拡充支援事業として地域糖尿病センターに係る財政支援を行うことにいたしております。 このように、本市が新病院の整備を初め地域医療の充実強化を図ることは、将来にわたって安心できる医療提供体制の確立と大規模災害時における医療の確保のために不可欠であり、さらに四国東南部全体の人口の減少を食いとめる定住促進にもつながることから、市政の重要施策の一つとして引き続き全力を傾注してまいる決意であります。 次に、移住交流の推進についてでありますが、総務省が運営するインターネット上のポータルサイト全国移住ナビに、阿南市の移住促進プロモーション動画阿南移住者NEWSを7月上旬にアップロードいたしました。この動画は、充実した雇用や生活環境、豊かな自然など本市の優位性を随所にちりばめながら、既に移住している家族の生き生きとした表情とともに本市への移住を促す内容となっており、サイト内での動画再生回数やお気に入り登録件数等によるコンテストでは、9月1日現在、全国で第9位と健闘しています。上位にランキングされることは阿南市を全国にPRするためにも大変有効であることから、さらなる上位を目指して広く周知を図っているところであります。 そしてさらに、今後の新たな試みとして、全国の野球大好き人間に、阿南に住んで好きな野球を思いっきり楽しみませんかと呼びかけるなど、阿南市ならではのアイデアで個性あふれる戦略的な定住促進にも取り組んでまいりたいと考えております。 次に、空き家対策についてでありますが、国土交通省の空家等対策の推進に関する特別措置法が5月26日に完全施行され、市町村の責務として空き家対策を適切に講じるよう努めることとなりました。空き家がもたらすさまざまな問題を解消するためには、防災、衛生、景観等多岐にわたる政策課題に対して横断的に応えていく必要があります。 そこで、本市ではそれらの課題に対応するため、庁内関係部局9部12課による阿南市空き家対策プロジェクトチームを8月26日に立ち上げました。このプロジェクトチームは、空き家問題を効率的かつ効果的に解消するためのたたき台となるべき素案を検討する任務を担うとともに、空き家除却の促進による住宅市街地の再整備、空き家、空き店舗の利活用の推進による地域コミュニティーの維持、再生を両輪としており、未来につながる地方再生の一つとしてチーム一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。 次に、北條民雄文学賞についてであります。 この文学賞は、阿南市出身の作家北條民雄の生誕100周年と阿南市合併10周年を記念し、ハンセン病や人権問題に対する理解を深め、北條民雄の作品や業績を顧みるきっかけとなることを願って創設いたしたもので、現在、作品を全国に公募いたしております。応募期間は平成27年8月3日から平成28年2月29日までとし、作品のテーマは北條民雄もしくはハンセン病をキーワードとし、ジャンルは自由であります。賞は、今回限りですが、大賞1編、優秀賞2編、それぞれに賞状と副賞が贈られるほか、さらに入賞作品集の発刊も予定しております。選考委員は、俳優原田大二郎さん、作家高山文彦さん、脚本家旺季志ずかさんの3人にお願いしており、受賞作の発表は平成28年12月の「広報あなん」に掲載、授賞式につきましては平成29年1月に阿南市文化会館夢ホールで行う予定でございます。 次に、本年4月1日に開設しました阿南市配偶者暴力相談支援センター「ぱぁとなーあなん」についてでありますが、このたびDV被害者及びその家族の保護と自立支援に係る業務の円滑な推進を図るため、鳴門市女性子ども支援センター「ぱぁとなー」とのパートナーシップ支援協定を10月13日に締結いたします。 市民に最も身近な支援センターの役割は大きく、相談の内容、支援の方法など日々新たな問題に対応していかなければならない中で、今後、より的確で細やかな支援体制を構築するためにも市町村間の連携は不可欠であります。現在、県内で市町村が設置する支援センターは鳴門市と阿南市の2市のみであり、阿南・那賀・美波定住自立圏共生ビジョン事業において、県南の女性支援の拠点でもある本市と全国最先端のDV被害者支援を実践している鳴門市がタッグを組むことで、県内の支援ネットワークをさらに強め、この広域連携が徳島モデルとなって、徳島県全体でDVをなくすための環境整備が一層進んでいくことを目指します。 こうした取り組みの強化により、阿南市からあらゆる暴力の根絶を発信し、全ての人の人権が尊重されるまちづくりに努めてまいる所存でございます。 次に、野球のまち阿南の推進を初め、防災の拠点として熱望されておりました屋内多目的施設あななんアリーナが徳島県南部健康運動公園内に完成し、去る7月19日に落成式を挙行いたしました。 このあななんアリーナは、鮮やかなグリーン色でやわらかくクッション性のあるロングパイル人工芝を全面に張り、多機能に利用できる可動式防球ネットなど専門的な設備を備えるとともに、昼間は屋根の幕シートからやわらかな自然の光が、夜間は天井のLED照明が屋内全体を明るく照らすことで思い切ったプレーを可能にし、エキサイティングに楽しめる空間をつくり出しております。 オープン後早速、市内の高校野球チームが雨天時に練習を行い、また、全国少年野球大会の参加選手や徳島インディゴソックス球団、さらに大阪市立大学硬式野球部の合宿、市内少年サッカー選手などが利用しました。各選手からは、競技スペースが広く天井の高さも十分で、充実した設備に加えて屋内も明るく、ソフトタッチの人工芝は気持ちよく楽しく利用できたとの声が上がり、多くの好評をいただいているところです。 市といたしましては、このあななんアリーナが、野球はもちろんのこと、子供から大人まで幅広い階層における市民のスポーツ振興や健康づくりを初め、学校教育の一端を担う活動や広域的な防災活動などにも積極的に利用され、また、全国的にその魅力を発信するなど本市の地域振興に大きく寄与できるよう努めてまいりたいと考えております。 また、市内の方からいただいた寄附金を活用し、野球愛好者から要望の強かったスピードガンをアグリあなんスタジアムに設置することといたしました。球場の電光掲示板に球速表示ができるのは県内で初めてとなりますことから、あななんアリーナと合わせて野球のまち阿南を後押しするすばらしい環境が一層整いつつあります。 さらに先般、市内の少年野球チームがモンゴルで野球交流をしてまいりました。これは、阿南市出身の篤志家から旧那賀川町時代に行われていたすばらしい少年野球の交流にもう一度花を咲かせてほしいという熱い思いとともにいただいた貴重な浄財をもとに、野球のまち阿南推進協議会が平島ドリームをモンゴルに派遣したものであります。 ウランバートル空港でモンゴルの野球少年の出迎えを受け、その後行われたパーティーでは、言葉は通じないもののお互い笑顔で交流が進み、食事会が終わるころにはすっかり仲よくなっていたそうであります。その次の日から2日間にわたり、モンゴルの2チームと平島ドリームとで交流大会が実施され、平島ドリームは1勝1敗1引き分けの準優勝となりました。 2年前の阿南市モンゴル訪問団に野球指導者として参加し、今回の交流団にも同行した本市職員の話では、モンゴルの少年野球のレベルが格段に上がっていたとのことで、3連勝を目指していた平島ドリームにとっては少し悔しい結果でしたが、大会終了後には、また会いましょう、次は阿南で試合をしましょうと声をかけ合っていたようでございます。 また、平島ドリームの子供たちは、ユニホームのまま国会議事堂に入れてもらい、モンゴルのすばらしい文化を体感することができました。野球が取り持つ縁をきっかけとして現地で本物の異文化に触れることにより、豊かな感性や情緒を育むことができたのではないかと考えておりまして、野球を通したまちづくり、ひとづくりに御協力をいただきました関係者の皆様に心からの感謝を申し上げる次第でございます。 次に、ふるさと創作ミュージカル「新開桜」についてであります。 このミュージカルは、昨年5月、市制施行55周年記念事業として上演したもので、去る2月26日、惜しくも58歳という若さで急逝された作家火坂雅志氏の原作をもとに、戦国時代に阿南の地を治めた牛岐城主新開入道道善が植えたとされ、400年以上たった今も咲き続ける新開桜をテーマに描かれたものです。この舞台をごらんになった皆さんから、もう一度見たい、子供たちにも見せたいなど再演を望む声が相次いだことから、先月22日、23日の両日、文化会館夢ホールにおいて小学校5、6年生と中学校1年生全員を招待して上演いたしました。 観劇後の感想の中から2つ御紹介させていただきます。 小学校5年生の児童です。「僕はミュージカルを生で見たのが初めてでした。歌って踊って演じるミュージカルは今までに感じたこともない気持ちになって、すごく引き込まれました。入道先生の人を思いやる勇気の仁と、すべきことをする勇気の義の話を聞いて、ぐっときました。そして、すごく納得しました。本当にいいお話で勉強になりました。僕も、仁と義の心を持ちたいと思います。また、違うミュージカルも見てみたいです。」 中学校1年生の生徒は、「昔、阿南にこんな人がいてくれたおかげで、私たちは今、阿南で生きていると思いました。歌もその場面にとても合ったいい歌ばかりでした。だから、歌っている場面の内容や人の気持ちもわかりやすくてすごいなと思いました。私も仁と義の心を信じて生きていきたいです。人形浄瑠璃もとてもすごかったです。『新開桜』を鑑賞できてよかったです。」といった感動の声が多く寄せられ、上演の成果を実感いたしました。近い将来、道徳が教科化されるなど、若者の心の教育が大きな社会問題となっております。その中でも特に人を思いやる気持ちやふるさとを愛する心を育てることの大切さが唱われておりますが、私は今回の上演がまさに子供たちにとって心に響くすばらしい道徳の時間になったのではないかと感じており、今後もこうした機会を設けることで、阿南市を愛し、豊かな心を持った若者を育んでいきたいと考えております。 次に、阿南市物産館の運営状況についてであります。 阿南市物産館は昨年7月、光のまちステーションプラザ内にオープンして以来、これまで月平均40万円を超える売り上げが続いており、すっかり本市の特産品販売所として定着してまいりました。現在、館内にはタケノコやクリなどの水煮、スダチ等のかんきつ類の果汁、シイタケや乾燥ヒジキなどの農水産物の加工品、そして竹人形、あななんグッズなど、阿南市観光協会に加入している会員の皆様から販売を寄託された約140品目もの特産品が取りそろえられています。さらに、どの商品も買い求めやすい価格帯であることも人気を呼んでおり、これからも観光客はもちろん、誰もが気軽に立ち寄れる物産館としてさらにPRしてまいりたいと考えております。 また、徳島県が大阪に設けたアンテナショップとくしま県の店にも阿南市の特産品が常時販売されておりますが、とりわけタケノコの水煮や乾燥ヒジキ、ちりめん、塩蔵ワカメ、シイタケ、煮干しなどの販売が好調で、食味を知った方が再び買いに訪れるなど、これからも阿南の食の魅力が広まっていくことを期待しているところでございます。 次に、観光振興についてでありますが、去る9月1日、世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路があるスペイン・ガルシア州と四国遍路を擁する四国4県が姉妹道交流協定を締結し注目を浴びました。 四国遍路は、本年4月に文化庁の日本遺産に認定されたほか、6月には観光庁が外国人旅行者向けに定めた全国7地域の広域観光周遊ルート形成促進事業にも認定されるなど、将来の世界遺産登録に向けて国内外に積極的なPR活動を展開しているところです。中でも、本市には四国遍路最古と考えられている、かも道や太龍寺道、平等寺道があり、長年にわたり地元住民団体が中心となって道の整備を行い、その魅力を発信し続けております。近年、都市部の中高年層を中心にトレッキングやエコツーリズムへの愛好者がふえていることから、本市の遍路道についても、四国ツーリズム創造機構を通じた情報提供を初め旅行雑誌等への投稿を積極的に行い、PRに努めてまいりたいと考えております。 また、平成29年春には、JR6社が協力し、3カ月間にわたって重点的に四国地域をPRする四国デスティネーションキャンペーンが予定されており、今後、各地において観光素材の提供が求められることになります。ぜひ本市の観光資源が組み入れられますよう積極的に売り込んでまいる所存でありますが、そのためには従前からの観光名所や施設等の整備、修復など受け入れ態勢の充実も重要であると認識しているところでございます。 次に、6月議会でもお知らせいたしましたように、北大路欣也さん主演の人気シリーズ「さすらい署長 風間昭平」のロケがいよいよ今月12日から阿南市を舞台に行われます。ドラマでは市内の主要な観光名所が随所に登場し、野球によるまちづくりを進める阿南市の取り組みがドラマのストーリーに巧みに溶け込んでいると聞いており、これを本市PRの絶好の機会と捉え、スムーズに撮影できるよう全面的に協力いたしたいと考えているところでございます。 続きまして、今議会に提出させていただきました議案につきまして御説明申し上げます。 今回提出させていただきました案件は、条例案4件、補正予算案4件、決算の認定案1件、その他の案件8件の計17件及び報告5件であります。ただいまからその概要と提案理由の御説明を申し上げます。 第1号議案 阿南市個人情報保護条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が施行されること等に伴い、関係規定の整備をする必要があるため、条例を制定しようとするものであります。 第2号議案 阿南市職員の再任用に関する条例の一部改正につきましては、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等が改正されることに伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第3号議案 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律附則第5条を廃止する地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が施行され、国に対して普通財産等の譲与等ができることとなったことに伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第4号議案 阿南市手数料条例の一部改正につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行により、住民基本台帳カードの交付が廃止され個人番号カードが交付されること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第5号議案 平成27年度阿南市一般会計補正予算(第1号)につきましては、国県補助金の内定または変更に伴う事業費の補正、及び平成26年度からの繰越金のうち財政調整基金への積立金、並びに日亜化学工業株式会社から子育て支援施設等の事業及び運営の充実として寄附していただいた2億円を基金に積み立てをするとともに、台風11号による災害対応経費等、事務事業を執行する上での必要額の補正並びに債務負担行為の限度額の追加及び変更をするもので、歳入歳出それぞれ12億5,980万円を追加し、予算総額を339億3,980万円にしようとするものであります。 第6号議案 平成27年度阿南市加茂谷診療所事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では前年度からの繰越金を財源とし、歳出では財政調整基金への積立金等を増額するもので、歳入歳出それぞれ431万円を追加し、予算の総額を9,631万円にしようとするものであります。 第7号議案 平成27年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、前年度の保険料負担額、支払基金交付金、国、県及び市負担金の確定による精算額等について補正するものであり、歳入歳出それぞれ1億6,601万6,000円を追加し、予算の総額を77億8,101万6,000円にしようとするものであります。 第8号議案 平成27年度阿南市羽ノ浦農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では一般会計繰入金を財源とし、歳出では施設の維持管理費を増額するもので、歳入歳出それぞれ250万円を追加し、予算の総額を1億9,690万円にしようとするものであります。 第9号議案 平成26年度阿南市水道事業会計決算の認定につきましては、平成26年度阿南市水道事業会計決算について、地方公営企業法の規定により議会の認定を求めるものであります。 第10号議案 平成26年度阿南市水道事業会計「その他未処分利益剰余金変動額」の処分につきましては、平成23年5月に地方公営企業法の一部が改正されたことに伴い、平成26年度水道事業会計「その他未処分利益剰余金変動額」の処分について、地方公営企業法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第11号議案 市道の路線の認定につきましては、都市計画法に基づく開発道路、県道へのアクセス道路など、地域の利便性の向上に寄与する道路で、古庄向12号線ほか7路線について、市道として維持管理をするため、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第12号議案 市道の路線の変更につきましては、道路の新設や改良工事に伴い、会下線と羽ノ浦横断道側道東線の2路線について、起点部を変更する必要が生じたため、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第13号議案 都市公園を設置すべき区域の決定につきましては、都市公園の利便性及び防災機能の向上を図るため、阿南駅前児童公園及び橘地区防災公園において都市公園として設置すべき区域を拡張することに伴い、都市公園法の規定によりあらかじめ議会の議決を求めるものであります。 第14号議案 土地の買入れにつきましては、市道北の脇海岸線及び駐車場建設など北の脇海岸の周辺整備を行うため、阿南市中林町大切96番4ほか5筆、面積が2万8,926平方メートルの土地を、買い入れ先である大阪市北区曽根崎新地2丁目5番26号 株式会社樫野から3,985万5,000円で取得いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第15号議案 動産の買入れにつきましては、平成19年度に整備した阿南中学校ほか4中学校のパソコン教室用のパソコン等の耐用年数が過ぎ、老朽化したため新たに購入するものであります。パソコン教室用のパソコン機器並びに導入ソフトや関連機器を整備することで、今後もハードウエアやインターネットを活用し、情報社会に対応できる能力を育成することができます。去る7月27日に指名競争入札に付しましたところ、四国通建株式会社阿南営業所が2,872万8,000円で落札しましたので、購入契約を締結いたしたく地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第16号議案 動産の買入れにつきましては、平成5年11月に阿南市消防団那賀川分団第4班と、平成6年2月に長生分団第3班及び見能林分団第3班に配備した消防ポンプ自動車が購入後20年以上経過し、老朽化したため新たに購入するものであります。消防ポンプ自動車CD-Ⅰ型はキャブオーバー型ダブルシートで乗車定員6名、A-2級のポンプを搭載し、毎分2,000リットル以上の放水ができる能力を備えており、車両後部にホース8本が積載可能なホースカー油圧昇降装置を装備しております。去る8月3日に指名競争入札に付しましたところ、徳島市津田浜之町5番5号 株式会社藤島徳島営業所が3,362万1,374円で落札しましたので、購入契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第17号議案 津乃峰総合センター新築工事のうち建築工事の請負契約の変更請負契約につきましては、株式会社田窪建設と請負契約を締結し、平成26年度から津乃峰総合センター新築工事に着手しておりますが、建築工事が進捗するに伴い、当初の計画では大型重機の進入口を国道側及び市道側の2カ所としておりましたが、現場協議により大型重機の進入を国道側からの1カ所としたことにより交通誘導員の人員削減が生じたため、請負契約の一部を変更し、契約金額を88万4,520円減額し2億1,792万3,480円とすることについて、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告第1号 訴えの提起に係る専決処分の報告につきましては、市営住宅7件の明け渡し等を訴訟手続により履行請求することについて専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 報告第2号、報告第3号及び報告第4号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告につきましては、報告第2号及び報告第4号が交通事故によるもの、報告第3号は漏水事故によるもので、それぞれ損害賠償の額を決定し相手方と和解することについて専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 報告第5号 阿南市土地開発公社の経営状況の報告につきましては、平成26事業年度の阿南市土地開発公社の事業報告及び決算状況について、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 なお、平成26年度阿南市一般会計歳入歳出決算の認定並びに平成26年度15特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、最終日に追加提案させていただくことにしておりますので、御了承賜りたいと存じます。 以上、提案いたしました議案並びに報告の概要について御説明申し上げましたが、説明不足な点も多いかと存じますので、今後の御審議を通じまして御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(横田守弘議員) 以上で提案理由の説明が終了いたしました。 続きまして、第9号議案 平成26年度阿南市水道事業会計決算の認定について、監査委員の報告を求めます。 岩淺英二郎代表監査委員。   〔岩淺代表監査委員登壇〕 ◎代表監査委員(岩淺英二郎) 議長の御指名がございましたので、監査委員を代表いたしまして、平成26年度阿南市水道事業会計決算審査の結果について御報告申し上げます。 地方公営企業法第30条第2項の規定により提出されました決算書、附属書類及び関係諸帳簿等について、去る6月1日から8月5日にかけて、古山委員、住友委員とともに審査に当たりました。 審査の結果、決算書及び附属書類は関係法令等に準拠して作成されており、その係数も正確であり、当事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認定した次第であります。 なお、平成23年度の地方公営企業法及び関係政省令の改正に基づく地方公営企業会計基準を平成26年度から適用しています。詳細につきましてはお手元の決算審査意見書のとおりでありますが、その概要を申し上げます。 予算の執行状況については、収入決算額は14億8,597万円で、予算額に対し7,557万4,000円の減となっております。これは上水道営業収益が6,676万1,000円減少したことによるものです。支出決算額は14億6,884万1,000円で、予算額に対する執行率は94.6%でありました。主な支出は上水道営業費用11億612万3,000円であります。消費税を除いた総収益は13億8,971万1,000円で、前年度に比べ5,022万3,000円の増となっております。これは営業収益が6,798万7,000円減少したものの、地方公営企業会計制度の改正により長期前受金戻し入れの科目が加わり、営業外収益が1億1,768万6,000円増加したことなどによるものであります。 一方、総費用は13億8,106万9,000円で、前年度に比べ5,479万6,000円の増となっております。これは営業外費用が1,087万円減少したものの、営業費用が5,983万9,000円、特別損失が582万8,000円それぞれ増加したことによるものであります。 総収益から総費用を差し引いた収支差し引き額は864万2,000円の純利益となっております。 水道業務の運営については、民間業者に水道料金徴収等業務を委託し、収納率向上など鋭意努力された成果が認められます。引き続き未収金の解消に最善を尽くし、今後の給水収益の減少や耐震・老朽化対策への支出増加を見据えて、収益の確保と経費の節減になお一層努力されるよう願うものであります。また、安全でおいしい水道水の安定供給を維持するため、災害等にも対応できる施設の構築など危機管理対策に万全を期し、計画的に取り組むことを望むものであります。 以上をもちまして報告を終わります。 ○議長(横田守弘議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次回は9日に会議を開き、市政に対する一般質問を行います。御協力よろしくお願いいたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    散会 午前10時54分...